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吸血鬼の最期

土曜日はソワレの日!

明け方にゴミ出しに行ったら、とってもきれいな朝焼けでした
わたしはみんなと違って普段はあんまり空を見上げないんだけどね、朝焼けはなぜかよく見ている気がします(夜行性

闇がゆっくり茜に溶けてだんだん蜂蜜色に染まっていくのって、なんだかほんのり淋しい夕焼けより綺麗な気がするのよね

昔読んだ本に、太陽の絵を描きたいと切望する吸血鬼が朝焼けと共に絵を描き上げて灰になるっていう話があったのですが、わたしも大概夜行性なので、昇りきった太陽に殺される気持ちはすーごくよくわかる
太陽は殺人的だけど、しかし登場の様子は荘厳で美しい


もう細かい記憶はあんまり残ってないのだけど、わたしの朝の思い出といえば…
中学生か高校生くらいのある日、部活の朝練か何かで早朝に家を出て駅に向かう道
実家はどちらかというと海より山に近くて、しんと冷えたきれいな空気の匂いを嗅ぎながら、まだ真っ暗な道を歩いてました
駅前にある地下のバーから途切れ途切れにピアノの音が洩れてそれがとってもキレイで、「大人になったらお酒を飲みながらこんな朝を迎えてみたいもんだ…」なんて思いつつ空を見上げたら、闇と茜と蜂蜜がグラデーションになって朝の色になってた訳です
あれはなんだか感動的だったなー

あたまの中でバスドラのクレッシェンドロールが響いたよね
そういえば朝は英語でドーンというんだった
なんとも見事な表現ではないか


大人になったわたしは見事なる下戸でしたので、もちろんお洒落なバーなんぞ縁がなく、明け方の駅前ってぐでんぐでんに酔っ払ったひとがぐったりしてたりするのも幾度となく見てるけど、あの若き日の朝のピアノは完全なる昭和トレンディな画だったのですよ
ドラマは見ない子だったけど、なんかカウンターでマティーニみたいなイメージあるよね、昭和トレンディ

いつもは名前の通り夜がわたしの時間なソワレさんですが、夜明けはけっこう好きだったのでした


有栖川ソワレ

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